【元大手家電量販店トップセールスマンでMD(バイヤー)直伝!!】   〜家電量販店での値引き交渉術と成功のタイミング〜


家電量販店で安く買うなら「交渉」が必須!

家電の購入は、家計に大きな負担となる高額商品です。

「どうすれば家電量販店で安く買えるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

実は、値引き交渉のやり方とタイミングを知るだけで数万円単位の節約が可能です。

私は家電量販店でトップ販売員として毎月売上を記録し、その後は商品MD(マーチャンダイザー)として仕入れや

価格戦略を担当しました。

販売の現場と仕入れ側、両方を経験した立場から、誰でも実践できる交渉術と成功しやすいタイミングを解説します。


なぜ交渉が必要なのか?

近年、家電量販店はAmazonや価格.comの影響を受け、価格表示が電子プライス化されました。

そのため、根拠のない値引き交渉は通用しません

逆に言えば、

  • 根拠のある価格提示
  • 販売員との信頼関係

この2つを押さえれば、値引きは十分に可能です。

私自身、丁寧に相談してくださるお客様には「社内ルールぎりぎり」まで頑張ってお値段をお出していました。


実体験エピソードから学ぶ

ケース①:成功するお客様

湘南エリアにお住まいの30代ご夫婦が来店されたときのこと。

最初から「価格.comでは○○円でした」と根拠を提示し、さらに「近隣の競合店A社はいくらでした」と競合店の担当者の名刺に価格が書いてありました。その上で、「〇〇さんから買いたい」と伝えてくれました。

結果、配送設置工事費込みで最安値+ポイント還元を提供でき、大変喜んでいただけました。

ケース②:失敗するお客様

一方で、「俺は客だ!高すぎるから安くしろ!」と横柄な態度を取るお客様もいました。

こうした場合は、店舗の販売員全員がそのお客様を共有して、自店舗では販売しない様にインカム等で

共有して、その日だけでなくブラックリスト入りしてその販売店では、2度とお安い価格では購入できなくなるか、

最悪は、店舗上司が出てきて、販売拒否・または警察の介入し来店禁止の承諾書を書かされる事も…。


やってはいけないNGアクション

  • ✖ ①「俺は客だ!」の上から目線
    「買ってやるんだから安くしろ!」は即アウト。販売員も人間です。むしろ逆効果で、ブラックリスト入りする可能性も…。
  • ✖ ② 根拠のない値引き要求
    「ネットで半額だった!」という裏付けのない主張は即スルー。社内でお客様を共有され、相手にされなくなります。
  • ✖ ③ 知識マウント
    ネットの情報を並べて販売員を論破しようとするのも逆効果。
    「面倒なお客様」と判断されれば、それ以上の提案はしてもらえません。

成功する!家電量販店で安く買うためのテクニック7選

  1. 価格.comの最安値をチェック
    ただし実店舗がない会社は基本は対応不可。アフターサービスも弱いので要注意。
    リサイクル料金や保証内容・配送設置代金もきちんと確認。
  2. 量販店同士の価格比較
    競合店のチェックはもちろん。同じチェーン店でも価格差がある場合あり
  3. 配送・設置・リサイクル費・保証内容を必ず確認
    上記の内容を落として、価格を安く見せる販売員もいるので注意!
  4. ポイント制度を活用
    会員アプリやカードのある無し、会員ランク・現金・カード・電子マネーなのどの支払い方法によって、実質購入金額
    に差が出ます。
  5. 新旧モデルの入れ替え時期を狙う
    季節の変わり目やモデルチェンジ直前は大きな値引きのチャンス!
  6. 「このお店で買いたい・貴方から書いたい」と名前で伝える
    販売員のモチベーションや常連様になると損はなくなっていきます。いつも同じ販売員から購入するのも◎
    ただし、決定権がありそうな方を選ぶべし!!
  7. 専門家に相談する
    プロに相談することで無駄な失敗を防げる。
    当社でもブログやSNSで情報配信したり、有料で購入アドバイスや同行コーディネート販売もしております。
    ※お気軽にお問い合わせください。

値引きが成功しやすい曜日・時間帯

交渉の成否は「タイミング」で大きく変わります。

  • 平日午後(13〜16時):来客が少なく販売員に余裕がある
  • 金曜夕方(17〜19時):週末セール準備中で在庫調整タイミング
  • 月末・月初の週末:店舗全体で数字を作りたい時期、特に日曜夕方は狙い目
  • 開店直後・土曜昼間・セール初日の午前は交渉には不向き

実体験からの教訓

①私がMDだったある日、あるグループ店舗に、50代以上のご夫婦が金曜の夕方に買い替えの冷蔵庫を探しに来られました。

店舗から価格相談の連絡が入り、お客様の購入履歴やどんな条件か、どのような方なのかをお聞きして、当社で購入したいと

言っていただけることもあり、セール前の在庫調整タイミングでもあり、私は「今ご成約いただければ」と表記価格以上の

値引きを承認。

②フロア責任者の時には、土曜の昼間に上から目線で、NET等で得た間違った情報を自慢しながら、根拠ない価格交渉し

てきた方は、販売員も人間ですから、そのお客様からは距離をとる様に指示をして、混雑のため、他のお客様の対応をする様

にそのスタッフで指示。そのお客様は、不満そうに帰られてしまいました。

同じ商品でも、タイミングとお客様の対応次第では、結果は大きく変わります。


まとめ:家電を安く買うなら「情報+信頼+タイミング」

  • 情報を集める(価格.comや他の競合店舗比較・プロに相談)
  • 販売員と信頼関係を築く
  • 成功率の高い曜日・時間帯を狙う

この3つを意識するだけで、交渉成功率は大幅にアップします。

湘南で暮らすご家庭にとって、浮いた数万円は旅行・習い事・趣味に使える大切なお金です。

次回の買い物では、ぜひこの「交渉術とタイミング」を実践してみてください。


👉 次回予告:

「今が買い!ドラム式洗濯機おすすめランキング第3位」をご紹介予定です。

この記事を書いた人

sollevante

我々は生活する家の中から、デザイン提案をする集団です。       家具・家電・内装リフォーム・外装リフォーム等から家の中に関わる事を提案出来ますので、是非お気軽にご相談下さい。